タイトル:Nella notte buia
文・絵:Bruno Munari
ハードカバー: 60ページ
出版社: Corraini editore (1999 March)
テキスト:英語
サイズ(おおよそ):16.6×23. 5×1センチ
コンディション:古書 ☆☆☆☆
1999年にイタリアのcorraini editoreより復刻されたブルーノ・ムナーリ( Bruno Munari )の絵本、英語版です。ブルーノ・ムナーリ(1907-1998)は、絵本、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、彫刻など様々な分野で活躍し、沢山の作品を残しています。本書は数ある作品のひとつで、日本語版では「暗い夜に」というタイトルで知られています。ページの穴や紙質を生かした遠近感の演出が大変素晴らしい1冊です。痛みはさほど感じられず、中身、外、共に綺麗な状態です。
この絵本は全体が3つのパートに分かれた構成になっており、パートごとに3種類の紙が使い分けられていいます。第一部は夜の街。真っ黒のマットな紙で闇の夜を表現しています。そこに瞬く黄色い光に吸い込まれていくようにページをめくっていきます。第二部は夜明けの草原。繊細なトレーシングペーパーに描かれている小さな虫達は、静かに耳を澄ますと息づかいが聞こえてきそうです。そして第三部の洞窟探検では、ざらついた砂のような質感のベージュのマット紙を使用しています。壁画や化石のイラストと共に穴の開いたページをめくっていくうちに、読み手は洞窟を潜っていく感覚に陥ります。最後は洞窟の冒険を抜けて、闇の夜に戻っていきます。黒いマット紙にはいくつもの小さな穴、その向こうにはいくつもの黄色い灯りが見えてきます。折りたたまれた紙を開いて見る仕掛けなどもあり、子供も大人も五感の全てを使い楽しめる仕掛け絵本です。
遠くに見える小さな光に人々はこの光までハシゴを使って登ってみようとします。
2作目は草むらの中の昆虫が見え隠れ。3部目は洞穴が開いています。
最終ページではお星様?、はたまた蛍がキラキラ、キラキラ瞬いて。
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【コンディション詳細】
☆☆☆☆☆ (未使用)
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新品又は新品同様のもの。
☆☆☆☆ (とても良い)
未使用ではありませんが使用感はさほど感じられず、
大きなキズのない無い綺麗な状態のもの。
☆☆☆ (良好)
若干の使用感、キズ、変色などのダメージのあるもの、
しかし全体的には綺麗な状態のもの。
☆☆ (少々難あり)
目立つ使用感、ダメージはあるけれど、使用可能なもの。
☆ (難有)
目立つキズ、汚れ、欠けなどがあり、使用困難なもの。
観賞用、ディスプレイとしてお楽しみください。